「顧客の期待を超え続ける」ポルシェの根底にあるものとは?

ポルシェ 新型パナメーラターボ 
ポルシェニュース

顧客の期待を超え続けるポルシェ。

ポルシェの凄さは様々あるが、その中の1つに「顧客の期待を超え続ける」という項目が挙げられると思う。そのことを、新型パナメーラを試乗した時に実感した。現在わが家が所有している970パナメーラエディションは、十分素晴らしい車で何の申し分もなく、以前ブログにこんな風に書いた。

駐車場での堂々とした佇まい、王者の貫禄、高速の合流の加速、そのエンジンの音色、人馬一体感、ドライバーの思いのままに反応するアクセル・ブレーキ、地面の接地感、安定感、どっしりした巨体感、それでいて重さをストレスと感じさせない走り、乗るだけでまるで人間の格が上がったように錯覚するくらいの雰囲気…すごい、素晴らし過ぎる。
小回りがきかなかろうが、普通の駐車場には停めれんだろうが、燃費が悪かろうが、細い道を通れんだろうが、そんなことをはるかに凌駕する素晴らしい車だ。

と。

納車後1年以上経っても、パナメーラエディションに乗る度に感動する。

新型パナメーラ試乗にて

そして昨年、ついにドイツで新型パナメーラが発売され、今年の2月頃、日本でも試乗が始まった。ディーラー担当のHさんから早速、「パナメーラ4Sの試乗ならできますが、どうされますか?」と連絡があり、「もちろん、行きます!」と二つ返事で答えて、後日夫婦で試乗に行った。

…が内心はこう思っていた。

「現行パナメーラを、超えるなんて絶対に無理だ」

と。「911が、嫉妬する」というキャッチフレーズまでつけられていたが、「さすがにそれは言いすぎやろう〜」と思っていたし、期待し過ぎて「思ったほどじゃなかったな」とがっかりするのも嫌だなぁという気持ちさえあった。

「ところが」だ。

ディーラーに行って、新型パナメーラに乗り込んで、アクセルを踏んでわずか「2秒」で、私達夫婦は同じようにこう思った。

…ど、どえらいことしはった!ポルシェさん((;゚Д゚)

発進時のなめらかさが、現行モデルの比ではない。重さを感じないスムーズ感があり、アクセルを1ミリ踏んだだけで、すぐにその違いに気づいた。アクセルをぐっと踏みこめば、後方からは高音の加速音が心地よく聴こえる。高速道路やカーブでも、走りのスポーティーさはしっかり残っている。ハンドリングは、1ミリのずれもないどころか、0.1ミリのずれもないほど正確だと感じた。

まるで「911をそのまま大きくした」ようだった。ポルシェ関係者の方がおっしゃっていた「現行パナメーラの延長で改良したのではなく、まったくゼロから作り直すつもりで開発した」という説明が、見事に腑に落ちた。

勇気が、全てを変える

現在のポルシェジャパンのサイトには、パナメーラについてこう書かれている。

The new Panamera
Courage changes everything.

“野心を抱き、理想を現実のものにする。踏み出した道だけを一心不乱に進むのではなく、考え得るアプローチの変革に絶えず挑んでいく。他者とは違う方法によって。全てにおいて重要なのは、勇気です。
あらゆる常識と決別する。不変の意志を持って立ち向かう。まだ見ぬ未来を創り上げる。
勇気を持って、新しい世界を生み出すのです。これを実現してこそ、ポルシェはポルシェであり続けるのです。

The new Panamera.A new generation that changes everything.”

わー感動、泣けてくる…(T_T)この文章、何度読みかえしたことか(なんならもう暗唱できるようになったW)

この文章を考えたポルシェの広報の方に「めちゃくちゃ感動しました!」と、新幹線に乗って、会いに行って握手したいくらいだw

通常人は、なんらかの成功を経験した後は、そのやり方からなかなか抜け出せないものだと思う。更に良くするには大胆な革新が必要で、今までとは違ったやり方で進む重要性について、頭では分かっていても、それはすなわち、今までの自分を全否定することになるので、そう簡単にできるものではない。

もちろん、新しいやり方で成功する保証はどこにもない。

私は普通の人なので、新しいやり方を試して失敗しても特に大きなリスクはないが、ポルシェなんて、何十年も歴史を積み重ね、実績と結果を出してきた会社なので、もし失敗すれば、多くのファンと、ブランド力と、信頼を失う。そのリスクをとってまで、全く新たなやり方にチャレンジし、そして確実に結果を出し、顧客の期待を超えていく。

なんとすごいことか・・・。

この、創業以来変わらぬポルシェの最上志向精神が、私はめちゃくちゃ好きだ。ポルシェが好きな人は、車だけではなく、きっとポルシェの「ポルシェイズム」も好きなんだと思う。そして私もそんな人を目指したいと思う。

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