ポルシェタイカンとフェリーで、北海道へ|1000キロ超えのEVの旅
公開日:2026.08.02
7月、夏休みに入ってすぐ、家族5人で北海道へ旅行に行った。私の愛車のタイカン4Sクロスツーリスモをフェリーに積んで、現地で1200キロほどを走りながら北海道を横断したのだが、その記録を、まずは「行き帰りのフェリー編」として残しておけたらなと思う。
コンテンツ
なぜ、わざわざクルマをフェリーに積んでいったのか
はじめは「今年の夏休みは、涼しいところに行きたいから、北海道がいいかなぁ」という話から旅行の計画が始まった。
私たちの住む関西から北海道までは、飛行機なら2時間弱。飛行機で現地に飛んでしまって、向こうでレンタカーを借りればいい…そう考えるのが、いちばん楽で良い。実際、我が家でも最初はその案が出た。ところが、夫がこんなことをいい出した。
「北海道はとにかく広いで。移動がかなり多くなるのに、その間ずっとレンタカーを運転し続けるのは、正直気が進まんわ」と。
言われてみれば、確かにそうだ(笑)。
我が家は、都会で色々観光したいとか、買い物を楽しみたいとか、そういう旅を求めるタイプではなく、どちらかといえば、自然のなかに身を置きたいタイプ。とくに子どもたちには、「感性がやわらかいうちに、五感でまるごと感じられるような経験をさせてやりたい」そんな思いがある。

今回の旅では、釧路川源流カヌーを体験した。
だから、札幌もいいけれど、自然が豊かな道東の釧路へも行ってみたい。そうなると、移動距離はどうしても長くなる。
だったら、走りが楽しいわが家にあるクルマで行った方が良いかぁ…という結論になった。
テスラではなく、タイカンを選んだ理由
クルマで北海道に行くと決めたとき、最初に考えたのは、実はテスラだった。オートパイロット機能は長距離移動でこそありがたい。道中の高速道路の移動などがずいぶんと楽になるはず。
ただ…テスラの充電網であるスーパーチャージャーが、北海道にはあまりないことがわかった。せっかくテスラをフェリーに積んでいっても、現地にスーパーチャージャーがないとなると(スーパーチャージャーの充電は本当に楽なので)、少し面倒かもしれない。
その点、CHAdeMO(チャデモ)の充電器なら、北海道でも比較的あちこちにある。
「それなら、いっそタイカンで行ったほうがいいのではないか」
そう考えて、タイカンで行くことに決めた。
ちなみに、フェリーの上でも充電できたら便利なのだが、残念ながら今のところ、船内での充電はできない。ここは今後に期待したいところだなぁと思う。
EVは、フェリー乗船時、別レーンに並ばされる
今回は、舞鶴港から小樽港へ向かう新日本海フェリーを利用した。予約のとき、タイカンは電気自動車なので、そのとおり「電気自動車」として申し込みをした。すると、出発当日になって電話がかかってきた。
「タイカンは、100%電気ですか? それともハイブリッドですか?」
100%電気ですと答えると、「では一般の乗用車とは別のレーンから入っていただくので、港に着いたら係員に『電気自動車です』と伝えてください」とのこと。
言われたとおり舞鶴港の駐車場で係員の方にお伝えすると、なるほど、一般の乗用車とは違う場所で待機することになった(行きも帰りも電気自動車はわが家だけだった)。今回の乗船では、EVは、乗り込むのは最後、そして降りるのは一番最初。

この順番のおかげで、乗り降りはかえってスムーズだったから、これはこれでありがたかったかなぁ。
とはいえ、広い船内にタイカンがポツンと一台だけ置かれている様子を見ると、「電気自動車って、そんなに警戒されるものなのか…爆発すると思われているのかなぁ」と、少しおかしくもなった。
もっとも、隣にぴったり停められる“トナラー”やドアパンを気にせずに済むと思えば、結構いい待遇かもしれない(笑)
フェリー往復の、時間とお金の話
私たちの乗ったフェリーは、23時50分ごろに舞鶴港を出港し、翌日の20時30分ごろに小樽港に到着する便。つまり、船の上でおよそ22時間を過ごさないといけない。
「なぜこんな真夜中の出発なんだろう…」と不思議に思っていたのだが、理由を聞いて納得した。このフェリー乗船のメインは、あくまで荷物を運ぶトラックだとのこと。我が家が乗った便でも、乗用車の枠はわずか30台ほど。対してトラックは、150台近くもあったと思う。
出港のダイヤはそのトラックの物流を基準に組まれているから、深夜の出発になるというわけだそう。なるほど…。
フェリーの部屋については、「やっぱりお風呂は個室でゆっくり入れるほうがいいなぁ」と考えて探したところ、5人だと部屋が2つに分かれることになり、結局2部屋を予約した。
そして費用はというと、タイカンは車両区分としては「5メートル以内」に収まり、車両と私たちの部屋代などいれて、片道でおよそ15万円、往復で30万円ほどかかった。
結構高い…!正直に言うと、早割チケットを取って飛行機で行ったほうが、安いし、速いし、楽だ。
とはいえ、船内そのものは、快適で清潔だったし、ゆっくりベッドで寝られるのも有り難かった。あと、ランニングマシーンなどもあった。
とはいえ、フェリーの中には、娯楽らしい娯楽はほとんどなく、子どもたちが退屈していたのがちょっと大変だったかなぁ。
なかでもいちばん困ったのは通信環境だ。海の真ん中まで出てしまうと、Wi-Fiがなかなかつながらない。携帯の電波は申し込めば繋げられたのだが、パソコンでの通信は難しく、仕事をしようにもできなかった(これは仕方ないな)。
結局、朝起きてから13〜14時間ほど、これといってすることもなく、だらだらとゲームをして過ごした。私はニンテンドースイッチで、『バイオハザード レクイエム』をやっていたのだが、行き帰りで3回クリアした。
もう慣れたもんだ(笑)
まぁ色々あれど、夕日は綺麗だったし、海も綺麗だったし、トータルで見れば、じゅうぶんに快適な移動だったと思う。

もし次に北海道に行くなら、またフェリーがいいかな
電気自動車でフェリーに乗るというと、何だかかなり手間がかかりそうに聞こえるかもしれない。けれど、実際にやってみると、何も問題なく、ごく普通に旅ができた。
自分のクルマで、雄大な北海道を思うままに走る楽しさと自由さは、やっぱりよかったかなぁ。(とはいえ、北海道は道がまっすぐすぎて、これだとテスラのFSDでいいなぁと思ったりもした笑)
北海道旅については、これからも「充電編」など、テーマを分けて書いていくつもりだ。続きも、楽しみにしていてもらえたら嬉しいです。
このブログが気に入ったらフォローしてね!


コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。