台風による停電を経験した今、自動車のEV化について思うこと

ポルシェのある生活
台風21号直撃

9月4日に日本を直撃した台風21号。猛威をふるうとはまさにこのことだ。わが家も9月4日14時から停電になり、現在も停電は継続中。そして復旧の目処は未だにたっておらずという状況だ。(この記事は、9月5日AM10時、新幹線の中で書いている→その後AM11時に自宅停電復旧との知らせが)

今回始めて大規模、かつ長期の停電を経験し、思ったことがある。それは「わが家の車が電気自動車だったら、もっと大変だったかもしれない」ということだ。

前日の対策

台風が来る前日の9月3日。JR西日本は、翌日の列車の運休を早々に決定し、構内でも繰り返しアナウンスをしていた。娘が通う幼稚園も、前日午前中の時点で4日の休園を決定。また、大阪梅田(大阪の中心地)の地下街までもが、3日の時点で「4日は休館とさせていただきます」とアナウンスしていた。

今までにも京阪神に台風が来ることはあったし、今年の夏は特に台風が多いと思っていたけれど、JRをや大型施設が軒並み事前に対策をうつなんてことはなかったので「これは相当大きな台風が来るから覚悟しなければ」と思った。

ただ一方で「そうはいっても、いつも台風の進路は関西をそれて被害を免れることが多いから今回も大丈夫だろう」と、たかをくくっていた。

4日当日になり

4日は、夫の会社も在宅ワークとなり、娘の幼稚園も休園のため、午後からの台風に備えて家族4人で自宅待機することにした。ただ長女がしばらくすると「遊びたい〜やることない〜」とぐずりだしたので、午前中のうちにスーパーに買い物に行こうとオープン直後に店に向かったが…

駐車場はすでに車の列、そしてレジも今まで見たことがないくらい長蛇の列だった。

やっぱりこういう時、みんな思うことは一緒なのだな。

その後、昼食を済ませたあたりから、次第に雨風が強まってきた。すごい勢いではあったが夫が「いやいや、この前の台風のほうがやばかったで、家が揺れてたもん」と言うので(私も思ってたより大したことないという感覚だった)、娘たちはipadを見ながら、そして私は普通にディスカバリーチャンネルのカイエン特集を見ながら(ってわざわざこんな時にカイエン特集見る人もおらんよな…w)、みんながおもいおもいに過ごしていたそのとき。

自宅の近くで「ボンッ」という、明らかに何かが爆発してショートしたような音がして、その音とともに部屋の電気が消え、電化製品が一斉にとまった。

うわ!停電や((;゚Д゚))!

時刻は14時過ぎ。「そうはいっても、まぁ1,2分たったら復旧するだろう」とのんきに構えていたのだが、15分たっても、30分たっても、1時間経っても…何も起こらない。状況を知ろうにも、テレビがうつらないため、twitterやfacebookで情報収集してみると、京阪神のいたるところで停電が発生していることがわかった。

停電どころか甚大な被害が…

さらには「関空が冠水」「関空連絡橋にタンカーが激突」「西宮で車100台が燃える大火災」「大阪市内でビルの足場崩落」「京都駅の屋根がはがれおちる」といった衝撃の情報が目に飛び込んできた。これは…今回ばかりは…相当やばいかもしれないと、初めてことの重大さを知った。

クーラーが停止して3時間ほどたち、部屋の湿気と暑さにイライラしていたところ夫が「これやったら、車にいるほうが良えな」と言い出し、家族全員でゴルフに乗り込み、自宅周辺をまわってみることに。

「クーラーがきいてるから涼しいねー」とのんきなことを言いながら出発したのだが、すぐに街の異変に気づいた。信号は真っ暗、街頭もついておらず、コンビニもスーパーも軒並み真っ暗。わが家がお世話になっているポルシェディーラー前の信号も大きく歪んでおり、警官が手動で誘導をしていた。

また南の海側からは、凄まじい勢いの黒い煙があがっており、何台もの消防車とすれ違った。「ここから先は危険だ」ということで引き返し、遠くのコンビニまで買い出しに行き、食料(といってもおにぎりやお弁当はもうなかった)を調達し、自宅へ到着する頃にはあたりは真っ暗。そして、未だ停電復旧の見込みなし。

手動の懐中電灯ひっぱりだし、窓をあけ、汗だくになりながら、真っ暗な中でサンドイッチを食べていたところ夫が言った。

「もし明日の朝まで停電が復旧せえへんかったら、しゃれにならんな。電気が来てないから、充電もできひん、シャワーもできひん、ネットも繋がらへん、クーラーもつかへん、コンビニは真っ暗で食料調達もできひん、全部アウトや。今のうちにホテルに避難したほうがええかもしれん。」

と。

ホテルへの道も大渋滞

「ホ、ホテルに避難!?」

まさかの展開である。早速夫が調べると、神戸のホテルに空きがあったので速攻で予約し、翌日の仕事の荷物や、子どもたちの衣類、長女の幼稚園のカバンなど最小限の荷物を持って、家族全員でパナメーラに乗り込んだ。

道中、阪神高速は通行止め、JRも私鉄ものきなみ運休のため、道はいつもよりかなり混んでいた。近所のマクドナルドも充電を求める人で大混雑、すき家は40分待ち、タクシーは捕まらないといった状況の中、40分ほどかけてなんとか神戸のホテルに到着。

ホテルにつくと、そこはまるで何事もなかったかのように、明かりが煌々とついていて、ホテルマンの方に優しく出迎えてもらいながら、無事1泊することができた。

改めて思ったこと

今回のことで痛感した。「電気が止まるとこんなにも日常生活の機能が全てストップしてしまうのか」と。普段何気なく使っていたけれど、改めて電気の有難みを知ったと同時に「もし、わが家の車が電気自動車だったら、こういう時、もっとやばかったかも」と怖くなった。

充電が0の状態で駐車することは無いにしても、マンションの充電設備は間違いなくすべてアウトなので、充電が少ない状態で停電すると下手に動かせない。

またマンションだったとしたら、機械式駐車場のシステムが動かず、車の出し入れすらできなくなる。(今回の台風で、マンションの機械式駐車場が停電でどうしようもなく、ケイマンが水没したという投稿もあった…)

公共交通機関は全て止まっていて、タクシーも捕まらないから、移動手段は車のみ。でも車も充電があまりなく、出し入れすらできなければ…今回のように、開いている遠くのコンビニで食料を調達したり、ホテルに家族でホテルに避難することはできなかったわけだ。

電気自動車は、地球環境に優しいし今後増えていくと思うけれど、いざ停電になったときに何も身動きが取れなくなるのは怖い。まぁそんなことは起こらない可能性のほうが高いとは思うけれど…でもガソリン車のほうが(せめてハイブリッド)こういうときは安心だなぁ…と思ったりした。

とにもかくにも、はやく関西各地が復旧しますように。

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