「ポルシェのホイールはフックス系のデザインがよく似合う」という話

ポルシェ・911

ポルシェ タルガのホイール

先日、ポルシェ タルガのHeritage Design Editionが発表されたが、画像を見てみるとめちゃくちゃかっこ良かった。以前、992型のデザインを初めて見た時は、「このリアはどうも違和感があるなぁ…」と正直思ったけれど、だんだんと見慣れてきたし、タルガに関しても「タルガ感」と「新しい感じ」が融合していて、とても洗練されていて素敵だ。

これまでにポルシェが公開してきた992の写真(カタログも含め)を見てみると、今回のタルガと同じく、フックスホイールを彷彿とさせるCarrera Exclusive Designホイールを履いていることが多いので、このホイールはポルシェとしても一押しなんだろう。

ちなみに、フックスホイールというのは、1967モデルイヤーのポルシェ911Sに初めて使用され、クローバーの葉の形にデザインされた伝説の鍛造(たんぞう)ホイールのことだ。

*画像出典:The legendary Fuchs rims

当時ポルシェは、新しいポルシェ911Sのバネ下重量軽減のために、スタンダードモデルの911よりも軽いホイールを装着させる必要があり、ホイールの重量をスチール製のものよりも約3kg軽くすることが求められた。

これほどまでに軽くするのは、従来の鋳造アルミニウムホイールメーカーにとっては難しい課題だったが、これを解決できたのが唯一、フックス社が開発したホイールだった。フックス社製のホイールは、軽量でありながら、ポルシェが求めるすべての要件を満たせる当時唯一のホイールだったそうだ。

また、このクローバー形の特徴的なデザインは、1965年、フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ氏が「より調和のとれた外観を優先したい」として、フックス社が提出したホイールデザインに手を加えて完成したそう。

当時の記録には「ポルシェ・ジュニア氏は、スタイルと視覚的な理由からハブとリムを結ぶ5本のウェブの形状を変更した。」と書かれていると。

ものには何でも歴史があるのだなぁ〜。

またこのフックス社は、ポルシェ以外にも、BMW、AUDI,メルセデス・ベンツ、ベントレー、ロールスロイス、ジャガー、アストンマーチンなどにもホイールを納入しているということで、その品質は折り紙付きというわけだ。

また鍛造ホイールは、単に軽いだけではなく、強度が高い上に乗り心地の向上にも貢献する。ちなみに、夫も鍛造ホイールが好きで、わが家のパナメーラのホイールに関しても、

911ターボデザイン ホイールが『鍛造ホイール』だと書いてあったので、それなら21インチでもいいかと思って選んだ。

と言っていた。

ただ、この鍛造ホイールは、特殊な高圧プレス加工技術が必要で、設備・製造コストがかかるため、値段が高いのが難点とのことだ。

カレラ エクスクルーシブデザイン ホイール

話をフックスホイールに戻して…過去にF.A.ポルシェがデザインを加えたフックスホイールは、ポルシェ クラシックの製品レンジに含まれている。歴史的なポルシェモデルにも対応できるよう、ほぼすべての種類のクラシックフックスホイールが用意されているそうだ。

しかもそれらのホイールは、当然、ポルシェが求める品質と安全性に関する高い基準を満たす必要があるが、1980年代に作られたホイールについても、ヴァイザッハのポルシェ開発センターで行われる厳しいテストをクリアし、30年の耐用年数を備えていることが証明された後、ポルシェクラッシックの製品パーツのラインナップに掲載されているというから驚きだ。

また、現在の911で言うと、ポルシェ ジャパンのサイトのコンフィギュレーターで20/21インチ カレラ エクスクルーシブデザイン ホイールをオプションで選択することが可能だ。(ただ、現在のホイールは、フックス製ホイールではないそう)

(カレラ エクスクルーシブデザイン ホイール、実際間近でみるとかなりかっこよかった)

ちなみに、タルガ4で20/21インチ カレラ エクスクルーシブデザイン ホイールを選んでみると、574,000円だった。やっぱり良いお値段するなぁ…

実は、わが家でも、年明けに911(992型)カブリオレを注文する際、夫がカレラ エクスクルーシブデザイン ホイールを選ぼうかどうか、かなり迷っていたが、結局選ばなかった。理由として夫は、

992の20インチ/21インチ系のオプションホイールは格好良くて、僕もこのエクスクルーシブデザイン ホイールは選びたかったけど、ホイールが大きいから、ノーマルのブレーキディスクだと相対的に小さく見えてスカスカに見えるのがどうも気になった。
だから、オプションホイールを選ぶなら、大径ディスクになるPCCBとセットで付けたいと思ったけど、そうなると値段が高すぎるから、ノーマルの19インチ/20インチにしたんや。

と言っていた。

確かに、このホイールにPCCBなんてめちゃくちゃかっこいいけれども、お値段を聞くと固まってしまうもんな…(合わせると200万円ほど)。とはいえ、この組み合わせの992、またぜひ芦有あたりでこの目で見たいなぁと思う今日このごろである。

 

*記事・画像出典:Porsche news room「伝説のフックスホイール」

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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  1. Alain

    ホイールの性能は段違いに良くなっていのかな。?でも、中心から外側に向かってのデザインがアメ車っぽいよね。古いかも知れないがもっとルーフのホイールか32GTRのホイールを真似て貰いたいと思った。5本スポークのホイールは原点はフェラーリの星型に有り、そこから進化した感が強いのは32GTRでありルーフのホイールデザインだと思う。

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