テスラ モデル3を3万キロ走った正直な感想 — ポルシェ乗りが断言する「10点満点中12点」の理由

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レビュー・試乗記

試乗の衝撃、そして購入

テスラ モデル3を購入して、もうすぐ2年になる。

2024年5月に納車されたモデル3ロングレンジは、気づけば走行距離が3万キロを超えた。年間1万5千キロ。わが家の足として、十分すぎるほど働いてくれている証拠だ。妻のタイカン4Sクロスツーリスモも3万5千キロを超えており、わが家のEV2台体制はすっかり日常の一部となっている。

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購入のきっかけは試乗だった。乗り込んでシートベルトを締め、ブレーキを踏むだけでもうスタートできる。シフトレバーは存在しない。シフトの選択など、わざわざ人間がやることではないとテスラは割り切っているのだ。サンバイザーひとつとっても、従来のクルマのように力を入れて根元からガチャッと外す必要がなく、マグネット式でスッと動かせる。こうした細部の一つひとつに、クルマを一から設計し直した思想が貫かれていた。これほど既存のクルマを前時代的だと感じたことは、かつてない。

ポルシェ乗りを唸らせる走り

普段ポルシェに乗っている私が断言する。

テスラの走りは、本当に気持ちいい。パワーと加速力が十分以上なのは言うまでもないが、テスラの実力はハンドリングの正確さにある。完全なニュートラルステアで、アンダーもオーバーも出にくい。ステアリングの切れ角と車両の旋回軌道が極めてリニアに一致するのだ。国産車にありがちな、ハンドルと実際の軌道のズレは一切感じない。これはおそらく、自動運転でAIに運転させることを前提に設計されているからだろう。切れ角と軌道にズレがあれば、AIにとっても都合が悪い。その設計思想が、人間が運転した時の気持ちよさに直結している。

テスラ・モデル3でドライブ | 車, 道路, 木, 森, 走行中, 郊外の道路, TESLA, Model 3

ワインディングを走ると、その実力がはっきりわかる。タイトなコーナーが続く山道の登りなら、そんじょそこらのスポーツカーでは歯が立たないと思う。これはロングレンジという中間グレードでの話だ。パフォーマンスモデルならさらに圧倒的だろう。ボディ剛性も高く、小回りが効かないというデメリットこそあるが、スポーツセダン以上の走りの質がここにはある。

走る書斎、走るシアター

車内の静粛性は特筆に値する。

二重ガラスが採用されており、車内で電話していても外にほとんど声は漏れない。国産車では電話の声が外に筒抜けということも珍しくないが、テスラではそういう心配が要らないのだ。17個のスピーカーから流れるサウンドは完璧で、音響システムとしても最強クラスだと感じる。少し大きめの音量で音楽をかけても、Netflixを観ていても、外を気にする必要はない。

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テスラ用のマイクを買えば本格的なエコーのかかるカラオケボックスにすらなる。

キャンプモードの存在も大きい。私の仕事スタイルからすると、テスラはどこでも仕事場になる。コインパーキングにクルマを止め、テーブルを置いて、エアコンを効かせ、BGMをかける。それだけで、どこにいてもカフェのような集中環境が整うのである。日常の足としてのEVに、これ以上実用的な価値があるだろうか。

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アップデートという最大の武器

テスラ最大の魅力は、間違いなくアップデートにある。

ほぼ毎月、長くても1ヶ月半から2ヶ月以内にはアップデートが届く。購入からすでに数十回を経験してきたが、買った時とは雲泥の差だ。ディスプレイに表示される周囲のクルマや歩行者の認識範囲は圧倒的に広がった。Amazon Musicへの対応、通話中のエアコンファン自動抑制、既存のライトがアダプティブヘッドライトへの進化、助手席シートの画面操作、セントリーモードの録画カメラ数の増加。その他、数え切れないほどの機能追加を経験した。

買ってからこれほど無料で機能が向上し続けるクルマが、他にあるだろうか

2026年中には、テスラジャパンの橋本社長が言及しているとおり、日本でのFSD(フルセルフドライビング)解禁が目指されている。それもアップデートで利用可能になるのだ。他社のEVはどうか。不具合修正がたまにある程度で、通常の機能追加のアップデートや、FSDのような革新的な機能が後から追加されることはまずないだろう。そんな将来性のないEVをわざわざ選ぶ理由が、私にはわからない。

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ただ、「テスラはデザインが好きじゃない」。そういう声はよく耳にする。気持ちはわかる。
だが、テスラはかっこよさで乗るクルマではない。これはApple Watchと同じであり、あの時計をファッションとしての美しさだけで選んでいる人がどれほどいるだろうか。圧倒的に便利だから使う。テスラも同じである。かっこいいクルマが欲しければ、それはそれで趣味の車として乗ればいい話だと思う。

3万キロ走った正直な感想として、テスラ モデル3の満足度は10点満点中でも、もはや12点をつけたい。今まで乗ってきたクルマの中でも、間違いなく上位に位置する一台だ。買う買わないは別にして、まずは一度乗ってみてほしい。国産車やドイツ車とは次元の異なるクルマだということが、乗れば一瞬でわかるだろう。世界最高峰のソフトウェア技術を持つ企業が本気で作ったクルマとはこういうものかと、きっと驚くに違いない。


一応、以下に私のテスラの紹介コードのリンクを貼っておきます。
車両価格が安くなるのでお得です。もしテスラを購入される際は忘れずにご利用ください。

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。 運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを...

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