真冬のオープンカー

オープンカーを経験する前は、真冬にオープンカーに乗っている人を見ると「すごく寒いのに、我慢して乗ってるのかなぁ…そこまでしてオープンで走らなくてもいいのにw」なんて思ったりしていた。

ただ、ひとたびオープンカーでの走りを経験してしまうと「真冬であっても屋根をあけて走りたくなる」のがよくよく分かった。

実際、「真冬でもオープンカーに乗れるか」というと、雪さえ降ったりしていなければ、何の問題もなく乗れると思う。先日も、一人でボクスターに乗ってコーヒー豆を買いに行くことにしたのだが「せっかく乗るなら屋根をあけていこう」と思いオープンにして走ったところ、とてもとても気持ちがよかった。

あまりに気持ちよすぎて、コーヒー豆を買ったらまっすぐに帰るつもりが、勢い余ってそのまま芦有ドライブウェイまで行ってしまったほどだw

ボクスターの場合

わが家のボクスターに関して「なぜ真冬のオープンドライブも全く問題ないか」というと、冬でも車内は結構暖かいのだ。

オープンで走る時は、暖房をつけ、足元中心に温風が来るようにしているが、かなり暖かい。最初のうちは、寒そうだと思ってかなり温度を高めに設定していたが、逆に暑すぎたので温度を下げたほど。

アウターは一応着たまま運転するようにしているが、最近は暖かいので「全然脱いでもOKだなぁ」と思うこともある。

また、わが家のボクスターには、オプションでシートヒーター機能をつけている。私は、太ももが暑がりなので（なんと言えばいいか、太ももが暑いのが好きじゃない）シートヒーターはあまりつけないけれど、夫は使っているようだ。

さらに、今年の冬は特に暖かい。先日芦有ドライブウェイに寄ってみたが、確か昨年やその前の年は、この時期だと道路の脇に雪が積もっていたように記憶しているけれど、その日は全く雪が無かった。

むしろ、顔周りは風が駆け抜けて適度に冷たく、足元は暖かいので、まさに頭寒足熱。屋根を閉めているより、オープンにした方が快適ドライブが楽しめた。

ちなみに、夫に「真冬のオープンドライブ」について聞いてみたところ、こんなふうに言っていた。

オープンカーは間違いなく、夏より冬の方がいい。夏でも夜に冷房ガンガンで走るのは気持ちいいけど、日中はかなりキツイ。人によると思うけど、外気温が10℃もあれば十分で、個人的には5℃くらいまでなら全然いける。さすがに0℃近辺になると、ボクスターだと風の巻き込みが多いから首から上が寒い。
ちなみにわが家のボクスターは、敢えてマニュアルエアコンにしてるから、温風の熱さと風量をダイレクトに調整できるので便利。
真冬にオープンで走っていると、たまにミニバンに乗った家族から覗き込まれ、「この寒い中、頭おかしくない？？」的な雰囲気で見られるけど、声を大にして言いたい。「いっぺん、乗ってみなはれ！」と。
冬場のオープンカーは頭寒足熱の露天風呂状態で、本当に気持ちいい。エンジン音も風の音も香りも全てがダイレクトに入ってきて最高だ。結構、オープンカーは食わず嫌いな人が多い。僕もそうだったからよく分かるけど、一度、所有して経験してみることを強くオススメする。

とのことだった。

真冬より、真夏が危険

夫も触れていたが、真冬のオープンドライブは問題ないが、オープンカーで注意したいのはむしろ真夏だ。いくら車内をエアコンで冷やしていても、直射日光が上から容赦なく照りつけるので、暑いことには変わりない。しかもめちゃくちゃ日焼けする（夫はおでこをかなり日焼けしていた）

また暑いだけではなく、熱中症になってしまうリスクもあるので、自分の身の安全を考えると、真夏は可能な限り窓を閉めて走ったほうがいいと思う。

早いもので、もうすぐ春がやってくる。春に桜並木の中をオープンカーで駆け抜けるなんて最高に気持が良いと思うので、今年もし機会があれば、ぜひ走ってみたいなと思っている。