「なぜ、一流になる男は軽自動車を買わないのか」の内容を女性目線で考察した。

車好きな夫を持つ妻の考察
今日考えたい本。

以前「なぜ、一流になる男は軽自動車を買わないのか ー里中李生ー」という本を読んだ。この本に関しては賛否両論あるようだが(内容より著者に対してのものが多いようだ)、私自身も「なるほどなぁ」と思った部分もあれば、違和感を感じた部分もあった。アマゾンのページの内容紹介の欄には、このような記載がある。

安直な安物会思考が、危険を呼ぶ
大衆思考に振り回されるな

比較的簡単に手に入る軽自動車に価値があるのか。
誰にでも買えるものに価値などない。
等価の価値はあるのだが、それは「誰でも持っていて安心」という付和雷同した意識である。

一流の人は、そんな思考を持たない。
また、一流は、世間に対する羞恥心、常識を備える。
命を奪う、奪われる可能性が高いものには「安いから」といった理由だけでは飛びつかない。

あなたは一流になるために
「無知」から卒業しないといけない。
特に世の中のブームになっているモノに対しては、
大いに疑うべきだ。

「大衆志向に振り回されない。特に世の中のブームになっているモノに対しては、大いに疑うべきだ」という点においては、理解できる。私も行列には並ばないたちだし、ブームだからといって何にでものっかるのではなく、自分で考えてしっかり判断するべきだと思っている。

例えば私にとっては、「1時間並んで食べる食べ物の価値より、1時間という時間の価値」の方が重い。特に子どもが産まれてからは大げさじゃなく「時間は命だなぁ」と感じる。だから、ブームだから買うのではなく、そのサービスや商品が、自分にとって価値があるものなのかどうかとか、費用対効果といった部分の方が大事だ。(もとから合理的な考え方だからかなー)

ただ、この本の内容や、紹介欄の記載に関して、違和感を感じた部分もある。

違和感を感じた3つのこと。

私が違和感を感じたのは、大きくは3つだ。まず1つ目、

①誰にでも買えるものに価値など無い
確かに、マイナーなもののほうが高値だし価値が高いかもしれない。みんなが経験できることより、一部の人しか経験できないことの方が、情報として需要があるかもしれない。
でも一方で、「誰にでも買えて便利だから普及したもの」もある。スマホだってそう(総額は高いけど、月々にしたら安いか)スマホはみんな持っているが、あの一台で電話もでき、ネットもでき、仕事もでき、メールもでき、全世界と繋がることができる。

誰にでも買えて、みんなが持っているからこそ、より価値のあるものになっているし、便利だから世の中に普及しているものもたくさんある。一概に価値が無いとは言えない。

②とにかく、見栄を張ってでも高い車を買え
うーん…「見栄を張ってでも高級車を買い、それに見合う自分になれるよう仕事を頑張ることで成長する」といったプラスの面はあると思う。でも逆に、本当に欲しい車であれば、買うのは軽自動車でも良いと思う。S660なんかは普通にかっこいいし、周りがどう言おうが「この軽自動車はめっちゃいい車なんだ!」と信念を持って言える男性はかっこいい。

見えを張って高級車に乗れというより、

本当は憧れの高級車に乗りたいという思いがあるのに、諦めてしまうのは良くない。男なら、夢をでっかく持ち、頑張って手に入れろ!たとえそ周囲から「そんな高い車君には買えない」と言われても、諦めずに実現させるんだ!

といったメッセージなら共感できるが、「見栄を張ってでも高い車を買え」というのは、なんだかなぁ…きっとこの著者は、車のことをそんなに好きじゃないし、知らないんだろうな。

③高級車じゃないと、女性をナンパできない
…いや、いつの時代やねんっていう…。確かに、高級車に乗っている男性を見て「すごい!」と思う女性は多い。またメルセデス・ベンツやBMWといったメーカーに関しては、ラインナップが増え、新車でも200万円台から買えたり、手が届きやすいものが増えたとはいえ、「高級車」というイメージはいまだにある。

でも、女性をばかにしないでほしい。

高級車に乗っている男性だからという理由でほいほいついていくほど、私たちもバカじゃない。(そんな人もいるかもしれんが)今は共働き世帯も増え、女性でも稼ぐ人が増えてきた。自分が欲しいものは自分で買うといった、経済的に自立した女性も多い。

そんな女性たちは、「男性の価値は持ち物だけで判断できない」ことを知っている。

高級なものを所有しているのは、仕事ができて稼げる力があるということだと思う。つまり、人間性があり、人から慕われ、仲間を大事にし、自分の価値を高めるべく努力し、常に柔軟に変化し、素直で勉強熱心だということだ。だからどんどん仕事が舞い込み、結果的に稼ぐことができている

高級車はその結果にしか過ぎず、見るべきはむしろ、その人の人格や価値観の部分だ。

「俺って高級車乗ってんじゃん、すごいじゃん。」という雰囲気を醸し出す男性に対して、「わーすごいですねー!」とは言うことはあっても、実は冷静に冷ややかに見ていることもある。

キャッチーなタイトルだっただけに残念。

「なぜ、一流になる男は軽自動車を買わないのか」というタイトルは面白いし、キャッチーだ。どうせなら、もっと車に愛情を持っていて、色んな車を知った上で客観的に判断できて、その上で憧れる車にのることで世界が広がる的ことを書ける人に、書いてほしかったなぁ。

でもそれだと、出版社の意図ではないだろうから、売れる本を出すために著者は書きたい内容が書けないこともあるのかな。なんにせよ、世の中にあるものを参考にはしつつも、自分の判断軸をしっかり持つことが大事だと思う今日このごろである。

 

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