ポルシェ911GT3、1年点検

先日夫が、911GT3をディーラーの1年点検に出していた。GT3が納車されたのは去年の5月だったが、年末にサーキットを走ったりオイル交換のこともあったので、少し早めに点検に出すことにしたようだ。

GT3を点検に出している間、718ケイマンを台車として貸して頂くことができ、私が買い物に行ったり、夫も芦有などを少し走ることができたみたいなので、その試乗の感想は追って記事にしたい。

GT3の1年点検については、朝ディーラーに持ち込んで、夕方には完了した。特に不具合等は無かったようだ。良かった良かった。

ちなみに、納車から現在までの走行距離は、7630km。最初の頃、夫はGT3を通勤に使っていたけれど、最近はノートe-POWER NISMO Sがやってきてからは、GT3を通勤に使うことはほぼ無くなった。

GT3でのツーリングに関しては、四国まで慣らし運転に行き、その後は富士スピードウェイを往復、鈴鹿サーキットを走ったり、和歌山、淡路、三田等にふらっとツーリングに出かけるなどして、約1年でこれだけの走行距離になった感じだ。

GT3、1年点検代金

というわけで、今回の点検の費用や内容は以下のとおり。

・12ヶ月法定定期点検　基本工賃
・エンジンオイル交換(6.4L）
・SEALING RING
・オイルフィルター交換
・フロントワイパーブレード良好のため交換せず
・ブレーキパッド残　F:12.0mm　R：12.0mm
・タイヤ残り溝　F:5.0mm R5.0mm
・合計（工賃・部品代合わせ）：87,683円

GT3の点検というと、「一回で数十万円ほどの高額な代金になるのかなぁ」などと勝手に思っていたが、特に不具合がなければこの程度なようだ。（ちなみにGT2、GT3、GT4などは整備費用が定額前払いのポルシェスケジュールドメンテナンスには入れないようだ。）

そして今回の点検で最も夫が驚いていたのが、PCCB（ポルシェ セラミック コンポジット ブレーキ）のブレーキパッドが全く減っていなかったことだったそう。これについて夫は、

PCCBは世間で言われてるほど減らないということが、実際のデータとして今回は判明したな。7600kmほど走って、ディーラーの整備の方が言われるには、ほぼ新品状態で、ディスクも綺麗で全然大丈夫とのことやった。
このGT3ではサーキットも走っているし、ワインディングを元気よく走る際はしっかりブレーキも踏んでるのに、これはすごいと思う。
以前、PCCBについての記事にも後で追記したんやけど、991.1 GT3RSでサーキットメインで25,000km走られている人のPCCBを見ると、驚くほど綺麗で減っていなかった。やはり、一概にPCCBは耐久性が無いというのは間違いで、走り方やサーキットのコース特性にもよるのかもしれないな。

と言っていた。

PCCBのメンテナンスに関しては、ネット上で良くない情報を目にすることの方が多かったのだが、実際はそれほどでもない（場合もある）のだなぁ。なんでも、実際に自分たちが経験してみないと分からないものだ。

ボクスターに少しは心を開いてもらえるようになった今なら、GT3に乗っても以前よりは楽しめるかな。また天気の良い日に乗ってみたい。