【ポルシェオーナーズファイル #11】971 パナメーラ 4S 購入・オプション・走行レビュー

ポルシェ・パナメーラ

4)所有してみて感じるポルシェの性能

①エンジン

街乗りプラス高速、時々郊外を巡航」程度の使用状況なわたくしが、世界屈指のスポーツカーメーカーであるポルシェ パナメーラ 4Sの出力に不満があるハズもありません。

また、不意に訪れる加速を必要とする場面でアクセルを強く踏み込んだ時、サウンドが豹変し、疾風怒濤の如く加速していく様はホンダのVTECエンジンを彷彿させます。

速さは、自由か孤独か」という、ある名馬のコピーを思わせる俊足ぶりに、日々是感動です。

そんなエンジン音ですが、コントロール・ユニットを回しエンジンを始動する、普通に走らせる、加速させる、シフトダウンさせる、スポーツやスポーツプラスモードに変える、強めにアクセルを踏んでみる、などなど、都度猛々しいエキサイティングな咆哮を発するパナメーラ 4Sに心から満足しています。

ちなみに、購入後、同じV6でもパナメーラ4(2995cc)はアウディ製、4S(2894cc)はポルシェ製という情報に触れ、このような情報も、もしかしたら選択に影響するかなあと思ったりしています。モデルイヤー毎に異なるかも知れませんが、MY2018ではこのようだそうです。

②PDK

M3のDCTとの比較で書かせて下さい。低速からギアが上がる局面では、DCTはなかなかシフトアップしてくれず、よりローなギアで引っ張る傾向がありましたが、PDKではサクサクと変わってくれますし、そのショックも皆無で非常に滑らかだと思います。

一方の減速時。DCTはさっさと低速ギアに入り、エンジンレスポンスが常にミートポイントに来るよう調整してくれている気がする一方(いつでもどこでも加速するぞ~みたいな準備状態に入っている印象でした)PDKは緩やか且つ滑らかにシフトダウンして行きますので
同乗者的にはとても快適だと思います。

そして、変速の反応、レスポンスについては、DCTは文字通り電光石火と形容したいぐらいの速さでしたが、PDKでは気持ちゆっくりめかなあと。

また、DCTではブリッピングのサウンドがなかなか挑発的でしたが、PDKでは、お淑やかな気がします(相対評価です)。なお、これらはノーマルモードでの所感なので、スポーツ、スポーツプラスモードではまたきっと異なってくるかとは思います。

モデルは異なりますが、この点は「ポルシェがわが家にやってきたブログ本文が詳しい」のでそちらをご参照頂ければと存じます。

③ハンドリング

パナメーラを運転していると、大袈裟ではなく本当に「人馬一体」ならぬ「ヒトとクルマが見事に融合している」ような感じを受けます。余分な挙動を一切見せずに、ステアリングを回した分だけ思った通りのラインをトレースするように走り抜けていくという感覚は、凄いとしか言いようがありません。

そんなパナメーラの軽快さと俊足ぶりにはいつも感心します。

④燃費

街乗り6〜7km/l、高速10〜12km/lと言ったところでしょうか?タンクも大きいのでなんとも言えませんが、直観的にさほど頻繁に給油している印象もなく、エンジン出力、車体重量を考えると素晴らしく優秀な気が致します。

⑤乗り心地、のり味

乗り心地は「しなやか」の一言に尽きます。高速道路の継ぎ目やちょっとした凹凸、また北国ならではの荒れた雪道であれなんであれ、路面の接地感がとても心地よいです。

そうなんです、稚拙な表現ですが本当に「気持ちいい」んです。

そして、よく言われるように、パナメーラのボディサイズは確かに大きいのですが、車幅感覚が大変つかみやすく、前後左右あらゆる角度の安全確認がとても容易なのは、大変驚きました。このあたり、実用性も重視するポルシェの哲学と配慮を強く感じます。

⑥家族の反応

以前乗っていたクルマよりも、後部座席の快適性が大幅に向上した事で、家族、特に子どもたちからお褒めの言葉を頂戴するようになりました。

適度な包まれ感、広いフットスペースそしてシートヒーターがとりわけ好評です。また、4ゾーンオートマチッククライメートコントロールの画面に浮かび上がる、エンジンスタート時のデモ画面にいちいち歓声をあげて喜んでくれます(いずれは飽きるでしょうが…)

妻は、クルマにこれほどのコストをかける理由がサッパリ分からんと言った態度ですが「夫の仕事のモチベーションに繋がるなら」と無理矢理納得しているような印象を受けます(笑)

⑦お気に入りポイント

サドルブラウン/ルクソールベージュの配色、スムースレザーの質感そしてインストルメント・クラスターの絢爛さが奏でる高級感の協演に一人で悦に入ってます。画面だけなら特に夕方、少し暗くなってきた頃の光彩が最も美しいかと…。

光と言えば、やはりテールライトをオンにした状態のリアビューは息をのむような美しさだと思います。「これほど端麗優雅なサルーンが他にあるだろうか」と思うほどのデザインと言っても過言ではないように思います。

5)オプション

ーつけておいて正解!と思うもの

①サドルブラウン/ルクソールベージュのレザーインテリア

確かに汚れ易いですが「クリーナーとコンディショナーを駆使すればなんとかならないかなぁ」と思い選択しました。実際、汚れた際はすぐに純正クリーナーをかけているので、良好なコンディションを保つことができています。

②サラウンドビュー付きパークアシスト

巨体を誇るパナメーラには必須と思います。当初は予定してなかったプラスアルファ的装備ですが、非常に重宝してます。

③エアアウトレットグリル(エクステリア同色仕上げ)

保管車両ではエアアウトレットがハイグロスブラック(標準)に対し、ドアミラー下部がボディ同色となっていました。結果、エアアウトレットの「そこだけ浮いている感」が気になり、納車後にテクイップメントアクセサリーでボディ同色仕上げへと変更しました。

パーツ代と同じだけ塗装代と工賃がかかりましたが、やはりボディカラーと同色にして良かったと思っています。

④コンフォートアクセス

今時、いわゆるキーレスエントリーなんて標準(ターボモデルは標準)かと思っていました。そこはコントロール・ユニットを捻ってエンジンを始動させるポルシェ、人によってはキーを差し込んで回すという所作を望むオーナーもいらっしゃるのでしょうけど、個人的には必須です。

ーつけてないけど、つけときゃ良かった~と思うもの

①14way メモリー機能付き電動シート(前席)

以前のブログ記事にありました、「運転席から助手席シートを動かせる機能を楽しみの一つにしていた身としては、「4Sの標準シートのままでは非対応で、14way メモリー機能付き電動シート(前席)オプションを選択する必要がある」ということを事前に知っておきたかったです。

タッチパネルで、「車両」→「制御」→「車両」→「シート設定」と選択した後に「助手席シート位置」の文字がない!と知った時の負の衝撃はなかなかのものでした。

ちなみに、こちらのシートを選択するとステアリングコラムも電動調整となるので、イージーエントリー機能も充実するだろうなあ(標準シートのままでは、イージーエントリー機能は窓が開閉するだけでシートもステアリングも動きません…(~_~;))と思うと、今後は必ず付けたいと思います。

②8way リアコンフォートシート

バックレストは4:2:4分割が理想でしたが、このためだけに当該オプションを選択するのもどうかと思い、標準状態の保管車両で良しとしました…が、やはりわたくしの使用状況としては6:4では少々不便という事を改めて認識している次第です。

今後はやはり4:2:4分割に拘りたいと思います。

ーつけたけど、今思えば要らないと思うもの

①LEDマトリックスヘッドライト

確かに高速道路の看板はとても見やすいのですが、総じてあまり恩恵を得ていない気が致します。PDLSつきLEDヘッドライトで十分かと。

②ソフトクローズドア

何回言っても妻がバッタンバッタン、勢いよくドアを閉めるので、我々家族には時代を先取りし過ぎた装備だったかも…です。よそ様をエスコートする時、すーっと半ドアまで静かに手を添え、最後はカチッと自動で閉まるというシチュエーションは上品で好きです。

③ティンテッドLEDテールライト

こちらもオーダーでは想定していなかったプラスアルファ的装備です。ボディカラーがホワイトですし、標準で全く問題ないかと。

④トラフィックジャムアシスト付きアダプティブクルーズコントロール

納車後数か月ですが、未だ出番がありません。結論が早いかも知れませんが、現状、不要アイテムという認識です…。

6)気になる部分

ボディカラーのキャララホワイトですが、光の加減で青っぽく見える時があり、ちょっと好みと違うかもと思う瞬間がたまにあります。クルマ=ホワイトといつも短絡的に購入していましたが、ブラックやブルーのパナメーラも素敵ですね。

今後、ポルシェ車を購入する際は色々なカラーを検討してみたいと思いました。

7)総評

カタログからの引用ですが、パナメーラは「ラグジュアリーな雰囲気を持ちながら俊敏でダイナミックな走りを生む4シーターのスポーツカー」であり、「実用性に優れた真のスポーツカー」とは言い得て妙で、まさしくその通りだと思います。

8)あなたにとってポルシェとは?

わたくしにとってポルシェは

「スポーツカーのなんたるか、そして、クルマを運転する真の楽しさを教えてくれた先生」であり、「良きパートナー」

です。これから少しずつクルマ偏差値を引き上げ、感動と昂奮に満ちたカーライフを送って行きたいなあと思いつつ、そんな気持ちにさせてくれたポルシェ パナメーラに深く感謝しております。

パナメーラ4S追記情報

この記事から半年経ち、まんまさんから改めて下記追記情報を頂きました。納車直後の感想と、半年たっての感想、ぜひ読み比べてみてください。【追記 2019.7.10】

①パナメーラ4Sにした決め手について

冷静になって考えてみたところ、「以前所有していたM3セダンの真のパワーを余すところなく発揮していた」なんて事はあり得ないクルマど素人のわたくしが、パワーバランス的観点で4Sを選ぶ合理性はなく、動力性能としてはパナメーラまたはパナメーラ4で十分だったと思い始めております。

確かに、パナメーラ4Sのアクセルを踏み込めばそれはもう縮地を思わせる加速ぶりを見せますが、サーキットや峠に持ち込むことがほとんどないわたくしには余りあるポテンシャルかと愚考致します。

「M3セダンもパナメーラ4Sもどちらもバケモン」と漫画に出てきそうな科白が頭を常によぎります。

そもそも、M3セダンを購入したのは見た目によるところも大きかったわけで、あまりパワーがどうのこうのと考える事もなかったと思います。V8エンジンが直6だったとしてもきっと購入していたと思います。

今や昔、280馬力規制の時代を超えた世界ですから、実際、S4の333馬力でも十分でした。なぜかクルマを買い替える度に馬力も上昇していったのは不思議といいますか、今にして思えば我ながら皮相浅薄だったような気も…。

また、オプション満載の我がパナメーラ4Sと適度にオプションを付けたパナメーラGTS(しかもGTSは標準装備が充実している)のプライスがほとんど変わらないというのも、パナメーラ4Sの立ち位置を分かりにくしているような気が…。

要するに、それなりのプライスを引っ提げて4Sを購入したメリットが見いだせなくなっております。そんな訳で、もしわたくしがもう一度パナメーラを検討するなら、モデルとオプションを厳選し購入したいと思います。

モデルについては、購入者様の事情によると思われますので、そこはお任せすると致しまして、オプションにつきまして、私見を述べさせて頂ければと存じます。

②オプションについて

14wayはやはり必須と思いますし、是非お勧め致します。わたくしは、助手席で寝息を立て始めた子供のシートを倒してあげたい…というシーンが多く、この点、助手席のシートを運転席から操作出来たらなあと思わずにはいられません。

また、かように高額なクルマのステアリング調整が手動というのは寂しい限りです。イージーエントリーもついてきますから、14wayは次があれば必ず付けます。

一方、マトリックスヘッドライトですが、こちらは削除アイテムとの認識です。ハイビーム設定=マトリックス状態なら便利だと思いますが、マトリックス状態を解除するために必ず通常のハイビームポジションを通りますし、マトリックスで走行していたら時々対向車からパッシングされますw。

わたくしの使用状況がよろしくなかったのかも知れませんが、通常のPDLSで恐らく全く不足なさそうです。

一方、納車時は不要アイテム的扱いのアダプティブクルーズコントロールですが、高速道路では重宝しました。ただ、減速ショックが大きい心持ちがします。他のメーカーはあまり経験がないので、このあたりはMina様の評価をお聞きしたいです。お願いします!
(→ブログ管理人より:車間距離を一番広くとっていると、まだマシな気がしますが、車間距離を少しつめた状態だと、ブレーキングが自分の感覚よりかなり遅く減速ショックが大きくなる気がします)

また、ソフトクローズドアですが、これも、当初はその価値を見出せなかったところ、一度経験してみると、もはや当該装備がないクルマには乗れないと思えるほど、大変気に入ってます。音もなく扉が閉まるという状況がなんとも上品で大好きです。

ところで、パナメーラのドアは、開閉角度に関係なく、どこでもピタッと止まります。この装備をなんと言うのか存じませんが、一定の角度に到達したらカクッとちょっとした勢いを伴って止まるのが普通でしょうし、別にそれでいいと思うのですが、あらゆる角度でそのまま止まるというのは、隣のクルマや壁を気にしなくてよいという点で、これまた非常に素晴らしい機構だと思っています。

この装備、少なくとも他のドイツ車ではないと思うのですが、他メーカーはどうなのでしょうか?

最後に、4ゾーンクライメートコントロールですが、こちらを選択するか5人乗りを選択するか悩むところだと思います。ひとまず、あの場所に巨大な物入れ…というのは実用的にも視覚的にも避けたいというのが私見です5人乗りとなると、どうしてもAMG GT 4-ドアクーペと比較せざるを得ないです。

こちら、日本仕様に4シーターが導入未定(無し?)という点で4シーターをと考えるならパナメーラを選ぶっきゃないですね。

③全体として気になる部分

トランクの浅さと容量の少なさには辟易しています。こちらもAMG GT 4-ドアクーペのそれが深さも広さも十分な印象にてパナメーラは分が悪いかも知れません。わたくしの場合、ボディが大きくなったのにM3セダンで問題なく載せられていた荷物が載せるのに工夫がいるまたは載らない…という事が多く、これはちょっとがっかりでした。

バックレストが4:2:4に分割されれば解消される事もありそうですが、それでも総じて浅くて小さいトランクです。

そして、これはパナメーラというより、ポルシェ車一般に言えるのかも知れませんが、良くも悪くも他人の視線を強く感じます(意識過剰かも知れませんがw)。
また、職場に乗って行った際の女性スタッフの興奮具合には、「ポルシェ」の人を惹きつける魔力に感嘆せざるをえません。嗚呼、もう少し若かったらなあとかなんとか。

④総評

ラグジュアリーな雰囲気を持ちながら俊敏でダイナミックな走りを生む4シーターのスポーツカー」とは、本当に誇張でも虚言でもなく、全くもってその通りだと思います。この気持ちは納車当時も今も変わりません。

実用性に優れた真のスポーツカー」というのも、家族4人がストレスなく乗降出来、いざ乗り込んでみるに、非常に快適にくつろげるという点では間違いなくその通りです。

上記、トランクやコストパフォーマンス云々については使用状況や個人的嗜好によるところもあり、あくまで、クルマは家族とのちょっとしたドライブやレジャー使用が主な40代後半の一般的勤め人であるわたくしにとってという事です。

パナメーラの外観は、よく比較される他のライバル車をぶっちぎりで超越している、素晴らしいデザインだと思います。このデザインに惚れたなら、それだけでも間違いなく買いだと思います。長文、乱文失礼致しました。パナメーラ購入を検討されている方々の参考になれば幸いでございます。

〘ブログ管理人の所感〙
今回、まんまさんのレポートを拝見して、「同じパナメーラの中でも、グレードによって選べないオプションや仕様が結構ある」ということを知りました。せっかくポルシェを購入するのであれば、納得した形で手に入れたいですし、細かい部分かもしれませんが、グレードによって異なるオプションや仕様についても、ブログで紹介していきたいと思いました。まんまさん、有難うございます!

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  1. まんま

    Mina 様

    ご無沙汰致しております。
    まんまでございます。
    Mina様、ご家族様、お変わりありませんか?
    これまでのパナメーラライフを振り返り、以下追加寄稿させて頂けますと幸甚に存じます。

    ①パナメーラ4Sにした決め手について
    冷静になって考えてみますところ、M3セダンの真のパワーを余すところなく発揮していたなんて事は
    あり得ないクルマど素人のわたくしが、
    パワーバランス的観点で4Sを選ぶ合理性はなく、動力性能としてはパナメーラまたはパナメーラ4で
    十分だったと思い始めております。
    確かに、パナメーラ4Sのアクセルを踏み込めばそれはもう縮地を思わせる加速ぶりを
    見せますが、サーキットや峠に持ち込むことがほとんどないわたくしには余りある
    ポテンシャルかと愚考致します。
    「M3セダンもパナメーラ4Sもどちらもバケモン」と漫画に出てきそうな科白が頭を
    常によぎります。
    そもそも、M3セダンを購入したのは見た目によるところも大きかったわけで、あまりパワーが
    どうのこうのと考える事もなかったと思います。V8エンジンが直6だったとしてもきっと購入していたと思います。
    今や昔、280馬力規制の時代を超えた世界ですから、実際、S4の333馬力でも十分でした。
    なぜかクルマを買い替える度に馬力も上昇していったのは不思議といいますか、
    今にして思えば我ながら皮相浅薄だったような気も…。

    また、オプション満載の我がパナメーラ4Sと適度にオプションを付けたパナメーラGTS
    (しかもGTSは標準装備が充実している)のプライスがほとんど変わらないというのも、
    パナメーラ4Sの立ち位置を分かりにくしているような気が…。

    要するに、それなりのプライスを引っ提げて4Sを購入したメリットが見いだせなくなっております。
    そんな訳で、もしわたくしがもう一度パナメーラを検討するなら、モデルとオプションを厳選し購入したいと思います。

    モデルについては、購入者様の事情によると思われますので、そこはお任せすると致しまして、
    オプションにつきまして、私見を述べさせて頂ければと存じます。

    ②オプションについて
    14wayはやはり必須と思いますし、是非お勧め致します。わたくしは、助手席で寝息を立て始めた子供のシートを
    倒してあげたい…というシーンが多く、この点、助手席のシートを運転席から操作出来たらなあと思わずにはいられません。
    また、かように高額なクルマのステアリング調整が手動というのは寂しい限りです。
    イージーエントリーもついてきますから、14wayは次があれば必ず付けます。

    一方、マトリックスヘッドライトですが、こちらは削除アイテムとの認識です。
    ハイビーム設定=マトリックス状態なら便利だと思いますが、マトリックス状態を解除するために必ず
    通常のハイビームポジションを通りますし、マトリックスで走行していたら
    時々対向車からパッシングされますw。
    わたくしの使用状況がよろしくなかったのかも知れませんが、通常のPDLSで恐らく全く不足なさそうです。

    一方、納車時は不要アイテム的扱いのアダプティブクルーズコントロールですが、
    高速道路では重宝しました。ただ、減速ショックが大きい心持ちがします。
    他のメーカーはあまり経験がないので、このあたりはMina様の評価をお聞きしたいです。お願いします!

    また、ソフトクローズドアですが、これも、当初はその価値を見出せなかったところ、
    一度経験してみると、もはや当該装備がないクルマには乗れないと思えるほど、大変気に入ってます。
    音もなく扉が閉まるという状況がなんとも上品で大好きです。

    ところで、パナメーラのドアは、開閉角度に関係なく、どこでもピタッと止まります。
    この装備をなんと言うのか存じませんが、一定の角度に到達したらカクッとちょっとした勢いを
    伴って止まるのが普通でしょうし、別にそれでいいと思うのですが、あらゆる角度でそのまま止まる
    というのは、隣のクルマや壁を気にしなくてよいという点で、これまた非常に素晴らしい機構だと思っています。
    この装備、少なくとも他のドイツ車ではないと思うのですが、他メーカーはどうなのでしょうか?
    こちらもMina様、ご教示下さいませ!

    最後に、4ゾーンクライメートコントロールですが、こちらを選択するか5人乗りを選択するか悩むところだと思います。
    ひとまず、あの場所に巨大な物入れ…というのは実用的にも視覚的にも避けたいというのが私見です。
    5人乗りとなると、どうしてもAMG GT 4-ドアクーペと比較せざるを得ないです。
    こちら、日本仕様に4シーターが導入未定(無し?)という点で4シーターをと考えるならパナメーラを選ぶっきゃないですね。

    ③全体として気になる部分
    トランクの浅さと容量の少なさには辟易しています。
    こちらもAMG GT 4-ドアクーペのそれが深さも広さも十分な印象にてパナメーラは分が悪いかも知れません。
    わたくしの場合、ボディが大きくなったのにM3セダンで問題なく載せられていた荷物が載せるのに工夫がいるまたは載らない…
    という事が多く、これはちょっとがっかりでした。
    バックレストが4:2:4に分割されれば解消される事もありそうですが、それでも総じて浅くて小さいトランクです。

    そして、これはパナメーラというより、ポルシェ車一般に言えるのかも知れませんが、良くも悪くも他人の視線を強く感じます
    (意識過剰かも知れませんがw)。
    また、職場に乗って行った際の女性スタッフの興奮具合には、「ポルシェ」の人を惹きつける魔力に感嘆せざるをえません。
    嗚呼、もう少し若かったらなあとかなんとか。

    ④総評でも書かせて頂きましたが、
    「ラグジュアリーな雰囲気を持ちながら俊敏でダイナミックな走りを生む4シーターのスポーツカー」
    とは、本当に誇張でも虚言でもなく、全くもってその通りだと思います。
    この気持ちは納車当時も今も変わりません。
    「実用性に優れた真のスポーツカー」
    というのも、家族4人がストレスなく乗降出来、いざ乗り込んでみるに、非常に快適にくつろげるという点では間違いなくその通りです。

    上記、トランクやコストパフォーマンス云々については使用状況や個人的嗜好によるところもあり、あくまで、
    クルマは家族とのちょっとしたドライブやレジャー使用が主な40代後半の一般的勤め人であるわたくしにとってという事です。

    パナメーラの外観は、よく比較される他のライバル車をぶっちぎりで超越している、素晴らしいデザインだと思います。
    このデザインに惚れたなら、それだけでも間違いなく買いだと思います。

    長文、乱文失礼致しました。
    パナメーラ購入を検討されている方々の参考になれば幸いでございます。

    • MinaMina

      まんまさん

      ご無沙汰しております!
      そして、パナメーラ4sの追記、本当に有難うございます!
      オーナーズファイルに後日追記をさせていただきます。

      わが家も、「パナメーラターボは宝の持ち腐れになるから、素のパナメーラで十分かもなぁ」とよく話をします。

      先日、ポルシェトラックエクスペリエンスに参加して、パナメーラターボのフル加速からのフルブレーキを体感し、
      凄まじい性能とパワーに鳥肌がたち「さすがはターボ!」と思いましたが、

      私もサーキットを走ったり峠を走ったりしないので、
      全然使ってあげられないから、もったいないなぁーとも思いました。

      >というのは、隣のクルマや壁を気にしなくてよいという点で、これまた非常に素晴らしい機構だと思っています。
      >この装備、少なくとも他のドイツ車ではないと思うのですが、他メーカーはどうなのでしょうか?

      夫にちょっと確認してみますね!
      でも確かに、あけたところでドアが止まるのは、めちゃくちゃ便利ですよね!

      ポルシェや、パナメーラは、乗れば乗るほどその奥深さが分かり、
      納車直後と、1年後では、また違った感動があるので、本当にすごいなーといつも思います。

      では、オーナーズファイルに上記追記させていただきますので、
      今しばらくお待ち下さい^^